石鎚山系登れるだけ上ってみた①
仕事が休みになったので、石鎚山系に行くことにした。
もともとは石鎚山を登ったことないルートで行ってみようかと思ったけど、せっかくなら登ったことのない山に行きたくて、伊予富士に行ってみることにした。
天気☀、気温30度程度。このくらいなら暑くない。やっと夏らしくなってきて嬉しい限り。
伊予富士(1756m)
石鎚連山の一つ。日本三百名山に数えられているらしい。
主な登山口は高知側の旧寒風山トンネル入り口駐車場、もしくは瓶ヶ森林道(町道瓶ヶ森線/UFOライン)途中。高知県公式情報サイト↓参照。
寒風山トンネルのほうが登りがいがありそうなのでこちらをチョイス。キレイめなトイレと駐車場が完備されていてアクセスしやすい。
ストリートビューだと暗いけど実際はこんな感じ。じゃあさっそくレッツゴー。
10:05 登山開始
・・・しかし急登を登り始めて少しした頃、事件が起きる。
10:27
登山道のど真ん中にどでかいウンコが落ちている。写真じゃわかりにくいが、人糞かあるいはそれ以上の大きさ・・・しかし臭くはない。そして、すっごく新鮮に見える。
ここで頭をよぎるのは先ほど登山口で見た注意喚起の看板。曰く昨年か数年前、クマの目撃情報があったらしい。
急いで ”クマ フン” でググる。出てきた写真は似てるようにも感じる。自分の周りにはほかの登山者の影もなく、とりあえず歩みを進めたもののどこかに黒い影がないか確かめてしまう。
ネット記事の”クマの痕跡を見つけたら迂回するか来た道を戻りましょう”が頭の中で反芻される。そうだ、登山口はもう一個あった。やめやめ、今日はそっちから登ろう。
登り始めてから20分程度の決断であった。ちゃんちゃん。
ちなみにこのウンコより手前にも怪しい似たウンコを発見していた。こちらもフレッシュな見た目をしていたのだが、サイズはどでかウンコより小さく、タヌキやキツネのウンコと言われても納得できるほどの大きさだった。のでそこで立ち止まることはしなかったのだが。
下り始めて5分ほどするとソロで登ってるおじいちゃんに遭遇。道を譲ったり譲られたりの会話の拍子に、ちょっとお尋ねしたいことが・・・とさっきのウンコの写真を見せてみた。すると『クマ・・・かもしれないねぇ・・・』と返事が。ただググってみて、とも言っていたので判別に熟練しているわけでもないのかもしれない。
昨日もこの同じ登山道に来たが、その時このウンコはなかったそうだ。登山口にあった看板の話も出て、会話が終わると『じゃあちょっと行く時見てみますわ』といっておじいちゃんは登山を続行していった。
自分が5分ほど先のウンコ地点で怖気づいて引き返してきたのがちょっとアホらしく感じられた。クマのフン(疑い)ぐらいじゃふつうは引き返さんもんなのか。
そのあとすれ違った夫婦にも『クマのフンっぽいのあったんで気を付けてください~』とさらっと言ってみたが『あら~やっぱ出るのねぇ』ぐらいで自分と入れ替わり登って行った。
ますます下山判断に自信がなくなっていく自分に『下りると決めたなら下りるんだ』と言い聞かせながら(何のために下っているんだか)、登山口に戻る手前で軽装のお兄さんともすれ違う。なんとお兄さんのリュックにはクマ撃退スプレーと思しき缶がささっていた。そんなんあったらよかったなぁと切実に思った。
後から聞いた話だとどうやら石鎚山系にクマはほぼ確実にいないらしい。徳島の剣山系にはいるが。
しかしではあのフンが何の動物のものだったのか。ヒト?イヌ?
今度博物館に行って聞いてみようと思う。
なので冒頭で挙げた高知県の公式情報サイトを参考にもう一つの”町道瓶ヶ森線登山口”を目指す。
丁寧にスタートポイントのアイコンをクリックするとGoogleマップ上で登山口の位置をピンで示してくれるようになっている。Sマークをクリックして表示された座標の位置に行ってみた。
このスタートポイントの位置を信用してはいけません。
なぜならこのピンの位置は間違っているからでそこはただの純粋なる崖だからである。そしてそこが登山口である可能性を捨てきれなかった私は馬鹿正直に登ろうとした。いやここって載ってるしな…誰も登ってないところで崖登ろうとしてんの恥ずかしいな…ちなみに人通りはそこそこある。
実際の登山口はこっちです。皆さんも気を付けてください。
旧寒風山トンネル側から行くと小さな谷に小さな橋が架かっていて、その右手前に登山口を示す看板が立っている。なかなかに分かり易い。
その谷をちょろちょろ流れる湧き水の横を通って登山道は始まる。
11:40 登山開始
11:57 稜線上の東黒森←→伊予富士分岐点に到着。このちょっと前から藪漕ぎスタート。
~~~~~ずーーーっと藪漕ぎタイム~~~~~
12:26 伊予富士山頂到着。
天気は途中から怪しくなってきて、パラパラ雨に変わる。何とか持ったが帰りは霧が濃すぎてこの有様である。さっきと眺めがえらい違う。
~②東黒森編に続く~